「PRINCIPIA PERFECTUS」を現在開発中のTOMEさんの情熱的なツイートとブログに感化されて、[世界を変えた書物]展に行ってきました。
「プリンキピア」をはじめ、重大な科学的発見を記した貴重な書物が、印刷時代以降現代まで120冊以上展示されています。
科学史ものといえば、
 発明・発見のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)
 そして
 なぜ地球が動くと考えたのか (集英社文庫―大発見)
 を読んで面白かった思い出があります。
 具体的な内容は断片的にしか覚えていないのですが、今回の展示にかかわりある分野では、ケプラー・ガリレオ・ニュートンあたりの物語が印象的でした。そこででてきた書物の実物を見られるということで、楽しみです。
さて、今回は「書物」展なので、書物についてすこし知ろう。ということで、
 西洋製本図鑑
 を借りてきてざっと眺めました。
 それで、展覧会では装丁部分に目がいきました。
 見ているときは、その当時もこういう装丁をしていたんだ、「図鑑」に載っていた手法だーと感慨にふけっていました。
 (ただ、あとから考えると、カバーは購入者の意向で作成したものだったり、あとになって装丁し直したのかもしれないなーと思いました)
会場はグランフロント大阪北館ナレッジキャピタル イベントラボ。大阪駅のすぐ隣です。
 
最初の部屋は「知の壁」と題して、本棚がつくってあり壁を形作っています。
 ガラスケースの中に建築書が置いてあります。
 でかい。
 図書館にある美術全集サイズ。
 その中にピラネージの絵が見開きで表示されていました。
 見開きなのに、綴じるところで見にくくなっていません。
 変わった方式で見開きのページを作っていました。
 
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「知の壁」を抜けると、「知の森」と題した広い空間になります。
 科学史で重大な影響を与えた書物の初版本が、ガラスケースに並んでいます。
 書物の関連性が分かる配置になっています。
 
 コペルニクス「天球の回転について」
 分厚い。「地球の方が太陽の周りまわってるんですけど」みたいなパンフレット的な本だと思っていた。天球の回転について – Wikipedia
 内容目次によると、天体の運動の計算について述べているのかな。
 鏡に映ったカバーが、変わっている。文字面が入っている。

 ガリレオ・ガリレイ「星界の報告」
 望遠鏡で見た月のスケッチ。
 縁の金箔押しが綺麗。
貴重な文献を目の当たりにできて、とても興味深い展示でした。
